【シンポジウムで伝えたメッセージ】
【産婦人科医と語る山梨の未来】シンポジウムにて、黄色タンクトップのボディビルダー、トレーナーが、どんなことを話したのか?
ジム経営者、パーソナルトレーナー、ボディビルダーというと、「鍛える」「運動」というイメージが強いかもしれませんが、運動や筋肉のお話しは一切していません。
それは、僕自身が大切にしている想いや、このジムを始めたきっかけにも通じています。
僕が担当したセクションのテーマは「性教育とHPVワクチン」でした。
医師とコラボするのは今回が2回目で、前回の2024年3月には、イオンモール甲府昭和で女性の健康(性教育、プレコンセプションケア)についてトークセッションを行いました。今回も前回同様、性教育に関わる内容です。
日本における性教育の認識は、残念ながら本来のあり方から大きく乖離していると感じます。
多くの人が受けてきた性教育は、性器の名称や性交渉についての情報が中心であり、「いやらしいものをいやらしくないように、難しく伝える」といった形式に終始していたと、今、振り返るとそのように感じます。
世界標準の性教育である「包括的セクシュアリティ教育」は、4歳頃から始まるものです。
これは親と子、人と人との繋がりや関係性を通じて学ぶものであり、性教育の根幹には『自分という存在が大事である』という認識が必要です。
性器の名称や性交渉の知識は、教育の一部に過ぎません。
僕自身も、医師との対話を通じて、初めてこの「包括的セクシュアリティ教育」の重要性を知りました。
正しい知識に触れる場がもっと増えていくことを強く望みます。
僕自身が提供しているプログラムの根幹として、重要にしているのが、まさに「自分の身体の声を聴くこと、気付くこと」です。
本来の性教育というものがそういうものであるという前提があり、その様な共通点から僕にお声がけいただいていると思っています。
シンポジウムでは、まず「自分を知ること」の重要性について話しました。
これは、単に自分の感覚を知るというだけでなく、広い視点で「自分」と「他者」、「社会」という3つの領域を捉えることが求められます。
この全体感を持つことで、初めて本当の健康、豊かな人生に近づけるのです。
具体的には、以下のプロセスを通じて自己理解を深めることが重要だと考えています。
1.自分への気付き: 何を感じ、なぜそれを感じているのかを認識する。
2.気付きへの対処: 感じたことにどう対処するかを考える。
3.他者への気付き: 他者の視点を理解する。
4.自分と他者の関係性: 調和、バランス、距離感を考える。
5.意思決定の統合: これらを統合し、より良い意思決定を行う。
また、自分に気付くためには、身体の状態を観察することが必要です。これは呼吸や姿勢、痛みや不調、感情や内臓感覚など、目に見えないサインに気付くことでもあります。
身体は常に何らかのメッセージを発しており、それをキャッチすることが重要です。
しかし、現代人は、本来の生物が持つクリアな心身からは乖離しており、身体のメッセージを聴くことさせままなりません。
そのために最も効果的であるのが、これらを統合的に改善していける運動です。
運動というと、筋トレ、ランニング、ヨガ。ピラティス・・・たくさんありますが、どれが1番ということではなく、それぞれにメリットがあり、そして、デメリットもあります。
だからこそ、1つに執着するのではなく、その場、その瞬間で心身にとって、1番求めているものを、ということが重要ではないかという想いから、様々なアプローチを組み合わせた独自のプログラムを提供しています。
僕のミッションは、「やりたいことを実現するための心身づくり」です。
ただ身体を鍛える、ダイエットする、見た目を変えるといったサービスは数多くありますが、僕が提供したいのは、心と身体を統合し、心身共に健康で、やりたいことをやり続けられる、挑戦し続けられる人生を長く続けるための支援です。
これからもそのような本当の心身の健康を本気で支援できるよう努めていきます。
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Private gym THE BANANA
住所:山梨県甲府市寿町2−12 KM-5ビル1階
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